|
|
人々は「命」の不思議さを、最も尊い物と捉え、その根源について解明しようと試みました。芸術や科学は、そのような人々の行為の過程から生まれたものだと思います。
深い思索から、或いは天才と呼ばれる人々の類稀なる感性から、多くの作品が生まれ、次の世代へと受け継がれたのですが、
少し「賢く」なった近代の人々は、命の「根源」への探求より簡便な、
先達たちが残した「業績」の分析結果だけで満足するようになりました。
本質論は、とても「面倒」だから、
とっつき易い「今までに明らかになった事実」を知ること自体が「学問」だとされるようになったのです。
技術は年々進みます。新しい「発見」が相次ぎ、人々は、それらの「名前」を覚えることで、もう手一杯になりました。
だから、より「最新」の「情報」を、より「多く」知っている者が尊ばれる訳です。
|
|