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俺は、 自分自身をうまく捕まえておくことが出来ない。
如何せん、感覚が変わり過ぎるのだと思う。
感情はそうした感覚の移ろいとは無関係にただ抑制されたままフラフラついて廻り、
結局はその感情の側に対応する形で外の世界は動いている。つまり、人は俺の感覚ではなく、
感情にのみ気を遣うのだ。
俺は、その世界の中で
すべき反応をただ並べ、そういうパターン行動らしきものを
ただ繰り返している。
その間、中の俺は、感覚によって本当の事を感じ、
その感覚が信じた本当の事というのを
どこにどう届けていいのか戸惑って溺れてばかりいる。
外の俺のその感情による操舵が的を得た時、
周りの好反応に調子づいて、
どんどん上機嫌にはなるのだが、
そうして中の俺の感覚がうっすら忘れられようかとした頃、
調子を外れだした感情の些細な操作ミスで、
何もかもが台無しになる様に
まるでキチンと定められている。
感情を責められるものか。
荷が重かっただけなのだから。
ときに、俺には俺を捕まえておけないという話だったが、
しかし俺は、俺を引き付けておく事は出来るのだ。
なんてこたぁない、 ただ少し格好の良い行動を目指せばよい。
美意識に先行させればいいという事。
だから、俺の音楽は、
気取っているのだ。
そうしないと、
俺がついていけないんだ。
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